自己満足で始めたこのブログ、初のレース詳細も自己満足で長くなってしまいました。
隠岐の島ウルトラマラソン、ゴールまで!
お付き合いお願い致します!
(長いです)
今年も川内選手に抜かれた
レストステーションを出て、最初の500mくらいは汗が冷えてカラダが固まった感じがあったけど、再びほぐれた頃からはカレーパワーでめちゃ元気復活!
そして、50km地点。
ここではスタートを目前に控えた50kmランナーさんが沿道までやってきてめちゃ声援してくれる!
ナイスラーーン!
あざっーーす!
こうしたランナー同士のエールのやり取りは素直に嬉しいよね!
沿道の人ごみを過ぎた辺りに川内選手の奥様(水口侑子さん)がおられて、同様にランナーを声援してました!
通り過ぎてから気付いた私は
めちゃ応援してます!
結婚おめでとうーー!
と振り返って手を振りながら声掛けしたら
と手を振り返してくれました!
さて、足取りも軽く(?)54kmを過ぎた辺りで【その時】はやって来ました!
周りにランナーはおらず、孤独に走ってた私に先導車が
『川内選手、間も無く来るよー』
と。
ほんの少しでも川内選手とデットヒートを繰り広げる意味で全力で並走してみようかな?
とかアホな事を一瞬だけ考えましたが、大変失礼なんでモチロンやめました!
10mも付いていけないやろうしね。
タッ!タッ!タッ!タッ!
凄いスピードで足音が迫って来ます!
振り返るとテレビのまんまの川内選手があっ!という間に追い抜いて行きました!
慌てて、
と、去年同様の声を掛けたら川内選手は大きく頷いてくれました!
私にとって一大イベント!今年も無事達成です♪
貴重なフラットが超逆風
さて、ここは隠岐の島ウルトラマラソンで唯一のフラットが続くボーナスステージ!
のはずだった!
ところが!
超逆風!
のどかな田園風景ながら、応援の多いポイントやから、㌔6.00~㌔6.30くらいなら楽に走れる!はずだった!
体感的には風速8メートルくらいやったと思う。
55km超えてこの逆風は正直キツい!
ヒーヒー言いながら走ってると背後から
と、爽やかにランナーに声を掛けながら追い抜いて行く男性が!
川内鮮輝さんでした!
めちゃ爽やか!
逆風の中、何とか㌔6.30をキープ出来るように必死に走る!
ここ最近は、7~8kmジョグでさえ㌔6.30がキツかったけど、今日は50km超えて、この逆風でも何とか㌔6.30をキープ出来てる!
アドレナリン出てるわ
と、割とポジティブに逆風を乗り切れた!
今回、あご紐付きのハットやったから良かったけど、キャップやったら飛ばされてたと思う。
恐怖の3連コブ
逆風のフラットの方が楽なのか?
風の影響は少ないけど峠越えの方が楽なのか?
否!
60kmまで来たらドッチも辛い!
逆風ゾーンを超えると待ち構えているのは後半最大の難所

3連コブ!
当初の予定通り、登りは歩く!
歩く!と言うより走れないだけ!
しかし、この登りで歩く事を前提にしてたから余計に、先程のフラット逆風ゾーンで頑張って㌔6.30をキープしたのだ。
ヒトコブ目はまだ余裕があった!
(と言っても歩いてます)
そして、ヒトコブ目の頭頂部が近づいてきたとき
おっきのー しま しまっ♪
あなたのもとへ たどりつくまでー♪
せなの路上ライブ
キタ━(゚∀゚)━!

せなについてご存じない方は過去記事を是非↓

オーイエー オーイエー オーイエー♪
ランナー全員がお決まりのポージングして元気復活!
そして、ヒトコブ目…
クリアー!
33kmくらいの峠を登り切った頃から、走ってる時はもちろん、登りの早歩きの時でさえ完全に追い抜き基調となっており、テンションアゲアゲで頑張れた!
と思って余裕かましてたけど…
フタコブ目に入ったころから、50kmの部のランナーがドンドン追い抜いていくので一気にテンションダウンで辛い…
フタコブ目、サンコブ目が一番辛かった!
前半の歩きは心拍キープの歩きやったけど、ここでの歩きは心拍数など気にする余裕もなくなっており、太ももを手で支えて少しでも脚の負担を減らしながら歩くのが精一杯!
この頃から、下りでさえ目標の㌔6.30がキツくなってきた。。。
追い抜いて行くランナーのゼッケンの色を見て、
100kmランナーには抜かれてないぜ!
俺のペースは落ちてない…
と自分に言い聞かせて耐えた!
(ゼッケンが色分けされてます)
こうして、後半最大の難所、サンコブ目…
頭頂部到達!
さすがに疲れたな…
しかし…
よっしゃ!ここからは下り!
登りで歩いてロスしたタイムを一気に取り戻すぜ!
どんどんスピードが上がる!
㌔6.30
㌔6.00
㌔5.30
㌔5.00
タッ!タッ!タッ…
下りこそカラダを前傾して脚の回転を上げて…
…
……
………
ってなるはずないです。今回も…
相変わらずバタバタと㌔6.30を必死にキープしながら下ります。
こうして、3連コブを攻略した所は遂に75km地点!
後は仮に全歩きでも完走は間違いない!
この3連コブを突破出来た事で制限時間内のゴールを確信した!
しかし、この辺りの各エイドには椅子が設置されており、休憩出来るようになっている!

『少し座っていこうか?』弱いココロが一気に爆発しそうになる!
あの甘い誘惑に負けてしまうと立ち上がれないかも?
と、座って休みたい気持ちを全力で拒否しながら進む!

さてここまで来ると、後は1分でも1秒でも早くゴールしたいのがランナーの性!
疲労してる上に元々足りない脳みそで残りの距離と今走れそうなペースを計算する!
チッチッチッチッ…
チーーーン!
ええええええ!
うっそーー!!
ココまで、完走するために!
トラブルでペースダウンしても完走だけは大丈夫なように少しでも貯金したくて歯を食いしばって頑張ってきたけど…
しかも12時間半切れる!?!?
と、全く予想してなかった嬉しい誤算!!
そして、
脚は超絶に疲労してる!
カラダも超絶に疲労してる!
心拍数もすぐに上がる!
しかし痛い所は全くない!
イケる…
のか?
空港への坂
隠岐の島の先輩ランナーさんと会話してると
と必ず話にのぼる、空港の坂!
95kmまで峠があるとは隠岐の島ウルトラマラソン…
なかなか一筋縄では行かないぜ!
しかし、いよいよ最後の坂!
去年、ラスト20kmはフラットでもキープ出来なかった㌔6.30を、今年は90km超えてもキープ出来てる!
何度も時計とにらめっこしながら、登りはココまでそうであったように歩きを入れても12時間半切れる!
相変わらず痛い所はなし。
怖いのは脚の攣り!
攣らないか?よし!大丈夫!
何度も何度も慎重に脚の状態を確認しながら、この空港の坂もクリアー!
そしてFINISHへ
見慣れた(?)赤い橋が見えてきた!
あの赤い橋まで行けば後2km!
過去2回走ってる隠岐の島やから分かってる!
その赤い橋がどんどん近づき…
遂に!

天気もランナーを祝福するように快晴に変わっていた。
この橋を超えたら完全にWINNING ROAD!
一気に島民の方の応援が増え始める!
応援の内容も、『頑張って』から、
とか、
よう頑張りなさった!
(島民の方もゼッケンの色で判別されてます)
とか、
に変わってきて12時間を超える苦労が報われる事を確信できる瞬間!
そして…

残りの1kmはオールスポーツ映えに細心の注意を払うのが私流!
ゴールシーンの写真がランナーの団子状態では今までの苦労が水の泡…
後ろのランナーが迫って来たら、99km走ってきたカラダに鞭打って距離をキープ!
でも頑張り過ぎると前のランナーに追いついてしまう!
しかし、追い越す元気は残ってない…
前後のランナーと絶妙の距離をキープしながらのラストラン!
99.98kmくらいの地点で計測マットを踏むと、ゴール地点の絶叫MC小百合さんの元に私の情報がはいり、
ゴール会場に
京都のボラボラ(本名で呼ばれます)さん、100kmの部ー!
お帰りなさーーい!
絶叫ボイスが響き渡る…
長く、辛く、楽しかった100kmに及ぶ隠岐の島を一周してきた長旅が12時間19分で終わろうとしてる…

終わるのかーー!
嬉しい!
寂しい!
疲れた!
ビール飲みたい!
色々な感情がこみ上げてくるが、涙など出ない!
色々な感情が込み上げてくるけど、やっぱり嬉しいが一番大きい!
だから、涙など出ない!
出るのは笑顔のみ!
絶叫MC小百合さんが何故かアナウンスブースから飛び出てきて私とハイタッチ!
ゴール地点の声援に両手を振って応えてたからお調子者感が出てたのかな?
その直後に…
遂に…
GOAL!
つづくっ
最後にゴール後のアレコレを語らせて下さい。
そう言えば、絶叫MC小百合さんがレース前日の飛行機や高速船の欠航などで大変やったことなど、ブログで6回に渡って書かれてます。
バスがあと30秒遅れたらアウトやったとか…